アドロードの風景

アドロードの位置

アドロードはある帝国の領内に位置しています。自治権を所有しているわけではなく、帝国騎士団の詰め所が設けられ、街中に騎士団員が闊歩しています。帝国騎士団はその名の通り帝国直属の騎士兵団です。細々とした市政はアドロード市議会が行っており、市議会直属の衛兵たちもおり、彼らのほうが住民にとっては馴染み深いでしょう。(現代日本で言うなれば、騎士団は公安や刑事のように日常生活の中ではあまり関わりのない相手であり、衛兵は街のお巡りさんです。)
つい先日までアドロードは自治権を所有していましたが、終息を見せないVILLAINSの台頭、それに伴う帝国騎士団のVILLAINSの鎮圧行動により、アドロードは自治権を喪失しました。
自治権の獲得の最大の功労者、偉大な冒険者であったと言われる町長の姿は、今もなおアドロードにはありません……。

アドロードでの生活風景

アドロードの街並みと人々の足取り

アドロードは「冒険者たちの街道」が交差する位置にあります。街は古い石造りの壁で囲まれ、外敵――野獣や山賊、あるいはモンスターなど――に備えており、街道へ続く道には頑丈な四つの門がしつらえてあります。それぞれの門から街の中心へ向けて目抜き通りが伸び、宿や各ギルドの集会所、またはさまざまな店舗などが道沿いに立ち並んでいます。
目抜き通り以外にも大通り、それらの道を繋ぐ小路、裏路地など、もともと計画的に建設された街ではないため道はかなり入り組んでおり、慣れない者であれば迷うことも往々にしてあります。
大通りは基本的に石畳で舗装されていますが、小路や路地に入れば土を踏み固めただけの道です。また、路地裏ともなれば日も当たらず水はけが悪く、積み上げられたゴミや付近の住人が捨てる排水で道がぬかるんでいることもあります。
移動の手段は主に徒歩、長距離の移動には乗合馬車などが使われます。

アドロードの通貨と買い物風景

アドロードで使われている通貨は「ケーハン」と呼ばれる金属製の硬貨です。現代日本の通貨で大体1ケーハン=150円程度ですが、ファンタジー世界ですので商品の流通価格は現代日本とはかなり違います。大体2〜3ケーハンあれば軽い食事はとれます。嗜好品は全般的に高額になる傾向があります。
食料品では肉は高級品、穀物は比較的安価です。衣料品では絹などは貴族、豪商でもなければなかなか手に入らないでしょう。庶民の間では古着なども一般的です。

アドロードの時間

人々の生活リズムを刻むのは、定時に鳴らされる街の鐘です。
夜の鐘が鳴らされると街の扉は閉ざされ、獣、夜盗などに備えます。とはいえ、街を熟知した住人は外壁のほころびから街の外に抜け出したりもするようです。また、門番に掛け合えば夜でも街の外へ出ることは不可能ではありません。
馬車などの受け入れも可能な門以外にも、人一人が入れる程度の門があり、夜間の緊急の出入りに使われています。

アドロードの宗教

アドロードにおける宗教は統一されていません。人々の流入の激しいこの街では、比較的他宗教に対し寛容です。また唯一の神を信仰するものは少数派で、多くは職能神をそれぞれ信仰しているため、他の神を己の神と同列に捉える傾向があります。多くの神が悪とするところは一致しており、それぞれの宗教における悪魔などの概念は大きなズレを持つことはありません。
帝国の中央ではそうもいかないようで、帝国の前身、王へ王権を与えた神が異教の神を排斥することもあるようです。

アドロードの職業人

アドロードの職業人の多くは同職業についている面々で構成されたギルドへと所属しています。結束力の強いギルドの場合、ギルド非加入員を弾圧しようとする動きもあるようですが、多くのギルドの場合ギルドに入るメリットのほうが大きいため、多くの職業人は同職ギルドへと加入しています。